吹雪の夜に

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説明


吹雪の夜に


吹雪の夜に戸口を叩くものがあったのならば、暖炉に薪をくべ続けなさい。
真夏の太陽の如く炎を燃え盛らせなさい。
その客人は貴方を凍えさせようとする恐ろしい冬の老婆なのかもしれないのだから。

                    とある雪国の言い伝え

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・短編ゴースト。アンインストールを選んでも最初からを選んでもほとんどエンディングは変わりません。
・tキーでトーク、mキーでメニューが開きます


・シェル
キャラクターなんとか機
http://khmix.sakura.ne.jp
少年少女
http://albireo.watson.jp

・作者
石動蛍
https://lotusxxx.web.fc2.com
2021年5月2日「ゴーストマスカレード3」参加

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ゴーストの著作権意識について
[1.ゴーストダウンロードページに直接リンクされる]

[2.ゴーストのネタバレをされる]

[3.ゴーストに対し批判的な意見を言われる]

[4.二次創作物の配布をされる(HP素材フリー配布、同人誌販売等)]

[5.原作の設定と大きくかけ離れた二次創作をされる]

[6.18禁二次創作をされる]

[7.追加シェル、バルーン等を配布される]

[8.マスターシェル、バルーン等を改変したものを配布される](7がOKの人のみ)
×
[9.トークをウェブ上に転載]

[10.マスターシェルを素材(掲示板のアイコンなど)として使用]
×
[11.ゴーストアーカイブへの直リンク]

[12.公開中ゴーストをウェブ上で再配布]
×
[13.配布終了したゴーストをウェブ上で再配布]

[14.中身を改変した上でウェブ上で再配布](12と13のどちらかがOKの人のみ)
×
[15.ゴーストの同人誌収録]
×
[16.ゴーストの商業誌収録]
×



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 冬空に白い息を吐き出すと、ニヤニヤ笑っているようなお月様が話しかけてきました。
「知ってるかい?冬の老婆の本当の姿は美しい乙女なんだよ」
「そんな話、聞いたことがないよ」
私が答えるとお月様はさらに意地の悪い笑い方をします。
「冬の老婆……おっと、吹雪の乙女は恥ずかしがり屋でね、美しい心の持ち主にしか本当の姿を見せないのさ」
「ヘェ、その美しい姿ってのを見てみたいものだね」
私が適当に返事をするとお月様は馬鹿にしたようにフンと鼻を鳴らしました。
「吹雪の乙女は美しい心の持ち主が大好きだからね、乙女の姿を見た人はみいんな氷漬けにされて城に飾られちまうんだ。安心しなよ、君には醜い老婆の姿しか見えないだろうからさ」

 私は頭にきたのでニヤニヤ笑うお月様に石を投げつけてやりました。お月様は悲鳴を上げることもなく、バラバラに砕けて地面に散らばりました。でも、今夜もお月様は空で笑っているのでこのお話は嘘っぱちです。


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